ベガルタ仙台アカデミー新体制が始動!新任コーチ・スタッフ6人を迎え、元気に活動中
特集
2026.02.19
ベガルタ仙台アカデミーは新体制で始動し、練習を行っている。仙台との意外な縁を持つコーチや、かつては仙台のライバルクラブで活躍してきたコーチも加わって、ますます活気を帯びた仙台アカデミー。新任コーチ・スタッフの声をお届けしながら、アカデミーの新体制を紹介する。
ユースは加藤望監督、安川洋介ヘッドコーチ、郡司拓実アカデミーGKコーチ(ユース)が昨シーズンから引き続き指導を行う。昨シーズンまでユースコーチを務めた中原貴之コーチのトップチームコーチ就任に伴い、昨シーズンまで藤枝MYFC U-18監督を務めていた古泉達也コーチが新たにユースコーチに就任した。古泉コーチは福島県会津若松市出身で、聖光学院高で選手としてプレーし、コーチも務めた経験がある。
ユースの選手たちを指導するようになり感じることは「良くも悪くもサボらないのは良いですが、それがサッカーになると駆け引きとか、賢さとかも必要になってくるので、見て考えて判断して、駆け引きして勝負していってほしいなと思います」と語る古泉コーチ。今シーズン、ユースはプレミアリーグに参入することになるが、「この年代のトップリーグですから、選手は幸せだなと思います。だけど、幸せで終わるか、そこで力を発揮して上位に行くのかが大事で、個人の力をチームにどう落とし込むか、チームとしてどう勝負するかが試されるのかなと思います」と意気込みを語る。「サッカーの部分だけじゃなくて、メンタルの部分も一緒に強くしていきたい」という古泉コーチがユースに新風を吹き込むことを期待したい。
ジュニアユースはこれまでコーチを務めていた永井篤志監督が指揮を執ることになった。また、昨シーズンまでモンテディオ山形ジュニアユース村山で監督を務めていた平吹永太郎氏がジュニアユースコーチに就任。さらにモンテディオ山形ユースでGKコーチを務めていた齋藤武志氏が、アカデミーチーフGKコーチ(ジュニアユース)として新たに加わった。徐基容コーチ(U-13監督)は引き続き指導を行う。
平吹コーチは「山崎さん(山崎真アカデミーダイレクター)から話をいただいた時に『東北をリードしていく』というところに一番魅力を感じました。山形にいた時はやっぱりベガルタに勝ちたくて戦って、毎回勝てる相手ではなくて、ベガルタが最後の砦として存在しているイメージでした。東北をリードしていくというところを、ピッチ内外で出していけるようにイメージしながら指導しています」と自身も山形のアカデミーで選手としてプレーした経験があるからこその意気込みを語る。「自分がトップの試合でボールボーイをしていた時にプレーしていたのが永井篤志監督でした。篤志さんと仕事できるのがうれしい」と山形でもプレー経験のある永井監督を支えようと奮闘している。「みちのくダービーを逆側の立場で見た時にどういう風に感じるのかがすごく自分自身楽しみで、早くスタジアムでそれを体感してみたいです」とトップのみちのくダービーを仙台のスタッフとしてユアスタで見ることを楽しみにしているそうだ。
齋藤コーチも山形県出身で、山形のトップチームで選手としてプレー後、アカデミーコーチに就任。摂津颯登、大友竜輔、上林大誠など数多くの選手をプロ選手に育て上げ、現在山形ユースに在籍している佐藤陸斗(2年)もU-17日本代表候補に選出されるなど、育成年代でのGK指導実績が高く評価されている。「今までベガルタのアカデミーからもすばらしいGKがたくさん出ていますし、それを全て変えると言うよりは、今までのコーチが培ってきたものをベースにして、僕も何か少しでもプラスアルファを加えられれば」と仙台アカデミーの積み上げにもリスペクトを込めて意気込みを語る。「サッカーのところの基礎はもちろんですけども、人間性のところも、僕も含めて一緒に成長していければ」とGKの基礎技術に加えて、人間性の部分も大事に指導していきたいという。仙台ならではの取り組みであるトップからアカデミーのGK選手が一緒にトレーニングするGKプロジェクトについては「すばらしい取り組みで、クラブ全体から、トップや強化部の方々含めて、アカデミーのところを育成していこうという雰囲気が感じられました。改めて仙台に入ってみて、ありがたいなと思いました。トップが絡んでくれるのは、当たり前のことではないので」とクラブやトップチームの姿勢にも感謝を述べた。
ライバルクラブからやって来た2人のコーチがジュニアユースにどんな影響を与えてくれるのかとても楽しみだ。
昨シーズンまでジュニアユース監督を務めてきた嶺岸佳介監督が今シーズンより就任したジュニア。そしてこれまでスクールコーチを務めていた癸生川毅ジュニアコーチ、加藤颯ジュニアコーチ(U-10監督)が就任。海老塚晋也ジュニアコーチ兼アカデミーGKコーチ(ジュニア)は昨シーズンから引き続き指導を行う。
スクールは新たに2人のコーチが就任した。鈴木秋斗スクールコーチは宮城県仙台市出身。鈴木コーチは「父の同級生がベガルタ仙台の選手だった千葉直樹さんで、そこからベガルタが好きになりました。小学校のころから将来はベガルタで何か関わりたいなっていうのをずっと思っていて、新潟県のJAPANサッカーカレッジに行きながらがんばっていたら、ベガルタからインターンの話が来て、その後採用が決まりました」というベガルタとの浅からぬ縁からスクールコーチ就任を勝ち取った。「子どもたちと一緒にいっぱいしゃべりながら、帰る時に楽しかったって言ってもらえるように指導をがんばりたい」と意気込みを語った。
千葉優斗スクールコーチは新潟県出身で、栃木シティ学園で学び、ベガルタ仙台スクールコーチに就任した。「自分が通っていた専門学校の先生が(仙台の)マネージャーをしている時があったので、紹介のような形で仙台に来させていただきました」と栃木シティ学園で指導を受けた元仙台主務・荒井厚志さんの勧めもあって仙台にやってきた。「仙台のチャントが好きなので、試合が始まったら行きたいなと思っています」とユアスタで公式戦が行われるのを楽しみにしているという。「まずは子どもたちと元気に楽しく、心と体も共に成長できるできたらなと思います」と今後の抱負を語った。
そしてトレーナーは、佐藤加惟アカデミートレーナーが就任した。仙台接骨医療専門学校で学び、株式会社ハーツブリッジバランス接骨院より派遣されている。仙台のアカデミー生と接して、「みなさんハキハキしていて、すごいフレッシュさが伝わるので、自分も元気をもらいながら仕事できています」と感想を語る。「まずは自分じゃなくて選手が一番輝くべき場所なので、選手がどれだけいいプレーできるのか、あとはそれに伴って自分がサポート、指導して、伝えられるところは精一杯伝えていこうかなと思うので、選手と一緒に伴走できるようにやっていきたいなと考えています」と選手の良きサポート役になろうとしている。
こうして新たなコーチ・スタッフが加入したベガルタ仙台アカデミー。今シーズンもどのカテゴリーも躍動を見せてくれることを期待したい。
(by 小林健志)