TOP  特集  【トップチーム特集】苦戦の中で種を蒔いた3月。いざ芽吹きの4月へ

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【トップチーム特集】苦戦の中で種を蒔いた3月。いざ芽吹きの4月へ

2021.03.30

連戦と苦戦を乗り越えようとした3月

 2021シーズンのベガルタ仙台は、苦難の船出となった。2月27日に明治安田生命J1リーグ第1節となる広島戦を戦い、それから短い間隔でリーグ戦とJリーグYBCルヴァンカップを戦った。スタートダッシュで勢いをつけたいところだったが、3月は公式戦で勝てないまま終わる厳しい結果に終わった。しかしその苦難に立ち向かうチームは、勝利を求める過程で、歯を食いしばりながら成長を続けている。
 今シーズン初戦の広島戦は、開幕戦独特の堅さも予想されるところで、守備から入るゲームプランでスタート。しかし仙台は前半のうちに退場者を出して10人になり、しかも相手に先制を許す難しい展開になってしまった。
 開幕早々に訪れた試練。手倉森誠監督はこの状況でやるべきことを整理すべく、まずは勝点1、つまり引き分けでゲームを終えることを優先するプランをハーフタイムに提示。ただし、守ってばかりでは追いつくこともできないので、交代策で少しずつ流れを変えて、終盤に1点を取るための勝負をかけた。
 これに選手も応え、ヤクブ スウォビィクがファインセーブを連発するなどして追加点を許さず。そして試合がアディショナルタイムを迎えようとする頃に、その努力が実った。左サイドから相手の守備を崩し、先発から走り続けてきた関口訓充が力強いドリブルからシュート。これは相手DFにブロックされたが、途中出場の赤﨑秀平が落ち着いて詰め、同点ゴールを呼び込んだ。「自分の気持ちとチーム全員の気持ちが乗っかってうまく入ってくれた」と赤﨑が振り返ったように、ピッチに立った選手もベンチの選手もスタッフも力を注いだからこそもぎ取れた勝点1だった。
 この流れに3月の試合で乗りたいところだったが、中3日もしくは中2日で次々試合がやってくるところで、仙台は苦戦を強いられる。ホームに戻って迎えたJ1第2節・川崎F戦では昨シーズンに果たせなかったユアテックスタジアム仙台での勝利をサポーターに届けたいところだったが、王者・川崎Fの圧倒的な力を見せつけられ、1-5と大敗。この状態からなかなか立ち上がれず、3月は勝利をあげることができないまま終わってしまった。

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