TOP  特集  【トップチーム特集】苦戦の中で種を蒔いた3月。いざ芽吹きの4月へ

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【トップチーム特集】苦戦の中で種を蒔いた3月。いざ芽吹きの4月へ

2021.03.30

プロの世界に踏み出した選手が経験したもの

 今シーズンからプロ生活をスタートさせた若手選手たちも、厳しい状況のチームで奮闘し、J1の舞台で経験を重ね、そして成長している。
 今シーズン加入した大卒ルーキー4人のうち、ここまで3人が公式戦のピッチに立った。アピアタウィア久と真瀬拓海についていえば、既に昨シーズン、JFA・Jリーグ特別指定選手としてJ1にデビュー済み。それでもキャンプからプロの生活のリズムで日々を過ごすことは初めてのこと。そのなかで出場機会をつかみ、結果を出そうと奮起している。
 開幕戦で先発出場し、その後もセンターバックとしてプレーしているアピアタウィアは、高さや速さを生かした守備で、J1の強力なFW陣に対抗している。「自分の特徴であるスピードと対人の部分ではじゅうぶん通用すると思いました」という好感触もある一方、「課題としては一瞬の集中が切れたときのミスが何回かある」と修正を誓う。
 真瀬はサイドバックとして出場を重ねる。今シーズンリーグ戦初先発となったJ1第3節・鳥栖戦では0-5の大敗に終わったが、鋭い飛び出しなどで攻撃において存在感を示した。「味方の選手と連係してクロスを上げる回数もありましたが、最後の精度のところは足りなかった。もっと練習しなければ」と先を見る。

 また、加藤千尋は3月3日のルヴァンカップグループステージ第1節・横浜FM戦の途中出場でJデビュー。その後も公式戦出場を重ね、「出場時間を増やしてスタメンで出られるように」と、ゴール前に迫る飛び出しや両足からの強烈なシュートを磨く。そして27日のグループステージ第2節・清水戦で初めての先発フル出場を果たした。「きつい時間も楽しい時間もあって、楽しさが勝りました」と振り返ったように、3本のシュートを放つなど決定機にからむプレーを見せたが、勝利に結びつく結果を出せなかったことを反省。「フィニッシュなどの質の部分がまだまだ」。ここで満足せず、チームに欠かせない戦力になるための成長を求める努力は続く。
 苦しい結果が続くなかでも、次の勝利につながる種は蒔かれている。手倉森監督は「3月は本当に苦しんだ月になりましたけれども、4月に月が変わって、本当に蘇ったベガルタ仙台を見せられるように、また準備をしていきたい」と言葉に力を込めた。チームの力を結集し、4月は上昇気流に乗りたい。

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