プレーオフ直前!ベガルタ仙台サッカースクールにトップチーム選手がやってきた!!小畑選手と髙田選手に密着&若狭コーチのコメントも♪

ベガルタ仙台サッカースクールは、サッカー技術の上達はもちろん、サッカーを通じて協調性や社会性も学べるスクールです。現在宮城県内に13校あり、初心者も上級者も各校で楽しみながらトレーニングを行っています。

そこで、現在プレーオフを目前に控えているトップチームの選手たちが、スクール生と交流&指導、元気をもらおうと11月14日を皮切りに各校へ突撃訪問!プロならではの妙技にスクール生たちは目を輝かせながら、一緒にサッカーを楽しみました!今回は、18日に泉パークタウン校を訪れた小畑裕馬選手と、19日に太白長町校を訪れた髙田椋汰選手のスクール訪問に密着!泉パークタウン校では昨年引退後、現在スクールコーチとして活躍しているワカコーチこと若狭大志コーチにもコメントをいただきました!
ベガルタ仙台サッカースクール/ベガルタチアリーダーズスクール

11月18日(月)泉パークタウン校に小畑選手がやってきた!雨が降りしきる極寒のなか、みんなで息を白くしながら走り回ったDAY!

この日は、夜には最低気温が3度まで下がる、冬の到来を感じるほどの寒さ。スクール開始の17時には大粒の雨が降り始めたものの、グラウンドではレベルアップコースの1・2年生と3・4年生がコーチの指導のもと、トレーニングを行っていました。1・2年生はナベコーチこと渡辺コーチ、コセコーチこと小瀨川コーチ、つばさコーチこと石垣コーチがつき、3・4年生にはキホコーチこと佐藤コーチと、昨年現役引退して現在スクールコーチとして活躍しているワカコーチこと若狭大志コーチが指導。「ボール動かして!」「ディフェンスいいね!」などと活が入りつつ、スクール生は寒さや雨をものともせずコーチの指導のなかグラウンドを走り回っていました。

みんなレベルたかっ!レベルアップコースの技術の高さに小畑選手も超本気!

スクールの時間も後半に入ったころ、いよいよ1・2年生のクラスに小畑選手が登場!子どもたちが思わず駆け寄りハイタッチで迎えるなか、昨年までともにトップチームでゴールを守ってきたワカコーチが小畑選手を出迎え、会話を弾ませていました。さっそく始まったミニゲームでは、小畑選手も結構な本気サッカーでワカコーチチームに攻め込みます。それでも最後のシュートはスクール生にまかせてアシストするなど、この泉PTスクールで育った小畑選手だからこそ、子どもたちにサッカーの楽しさを伝えようとしている様子が伺えました。

次に3・4年生クラスへ移動した小畑選手。学年が1つ、2つ上がるだけで体格差もスピードもあり、スクール生たちは小畑選手とサッカーを楽しむ、というよりも、小畑選手も交えての真剣勝負。小畑選手も同年代のころはフィールドプレーヤーだったこともあり、見事なボールさばきで子どもたちと競りあっていました。

1・2年生と3・4年生クラス終了後は、小畑選手も一緒になってゴールの片付けを行い、子どもたちに向けて「僕もここでスクールから上に行ってトップチームに上がりました。そのときは僕もフィールド(プレーヤー)だったし、どこにチャンスがあるかわからないから、夢と目標を持って日々のトレーニングを一生懸命がんばってほしいです。お父さんお母さんが送迎をしてくれて、こうしてサッカーができているので、お父さんとお母さんには常に感謝の気持ちを持ってサッカーをやってほしいと思います。」とのメッセージ。最後はみんなで記念撮影をして1・2年生と3・4年生クラスは終了しました。

小学3年MFの男の子は「小畑選手が来てくれてうれしかった。プレー中、いろいろな選手に声をかけていたのがすごいなと思いました」と小畑選手のプレー中の対応に感激の様子。同じく小学3年MFの男の子も「サッカーが一緒にできて楽しかった。小畑選手はボールを受けたときに周りをすごくよく見てるし、ドリブルのテクニックもすごかったです」と喜んでいました。二人とも将来はトップチームを目指しているそうです!楽しみ!

続いて18時半からのレベルアップコース5・6年クラスへ。この「レベルアップコース」とは、初心者から受けられる「レギュラーコース」よりさらに上を目指す90分のコースで、13校のうち泉パークタウン校、太白長町校、若林荒井校、そして名取校の4校でのみ実施されているコース。スポ少に通う選手たちも参加していて、レベル向上を目的とします。

5・6年クラスは再び小畑選手とワカコーチのチームに分かれてミニゲーム開始。5・6年生ともなると、力強さや巧みな動きが加わり、スクール生同士でも「ひとり、前!ひとり、前!」「よし、立て直そう!」と頻繁に声がけをしている様子が見られました。小畑選手もワカコーチも手抜きなしで、スクール生に対し「ナイス判断!」「ナイスディフェンス!」といった声がけも。小学生とは思えないようなスクール生のレベルの高さに筆者も見入ってしまいました。それでも練習後に憧れのトップチームの選手を前にサインをもらうときは、「ありがとうございました」とうれしそうにしている表情が印象的でした。

ゴールキーパークリニックでは、小畑選手のことばひとつひとつを聞き逃すまいとみんな真剣!

そして最後は、小畑選手の本領発揮、ゴールキーパークリニックです。こちらは泉PT校でのみ開催されており、小学4年から中学3年までを対象に基礎から実践まで幅広く指導する60分のコースです。

こちらは小畑選手のポジションだけに、ひとつのトレーニングごとに集合をかけ、細かな指導が入ります。「どこにシュートが来ても動けるような準備をすること。手が常にボールを迎えに行けるように意識して」「キャッチしたあとに目線があっち向いてる。ぶつかられたときに失点のリスクにつながるから最後までボールを見て。」「ボールをこぼしたらすぐにフィールドの選手が寄ってくるから、こぼしたらすぐに拾いにいくこと」などなど、基礎だからこそ最も大切なこととしてのアドバイスに、スクール生全員、ひとつも聞き逃すまいというような真剣な表情。シュートストップの練習では、元々フィールドだった小畑選手だからこそ「どこに蹴るかわからないよ、ボールよく見て!」とさまざまな高さのボールをシュート。アドバイスをもとにスクール生は真剣にボールをキャッチしていました。

練習後の質問コーナーでは、小畑選手に対して次々に質問が。「自分の手がクロスバーに当たりそうなときはどう対応したらよいですか?」「右斜め上のときは両手ですか?」という技術的な質問から、「どうしたら身長が伸びますか?」「一番うまくなった練習方法は?」「試合に出るときに一番大切にしていることは?」といった基礎的なところ、「おすすめのキーグロ(キーパーグローブのことだそうです)はなんですか」といった質問も。小畑選手はひとつひとつの質問に丁寧に回答していました。

最後に小畑選手からも「今日やったことは基礎の基礎だけど、僕がプロになってもやっている必要なことです。この練習をどんどん継続して、ひとりでも多くサッカー選手になってほしい。僕もトップチームでみんなを待ってるので、たくさん練習してがんばってください」との大事なメッセージを。憧れの選手を前に本当に目を輝かせながらみんな話を聞いていました。

さらになんと!最後に筆者がスクール生に対して「(今回の取材で)コメントしたい人!」と声をかけると、このクラスからは次々と「俺も!俺も!」と次々と名乗りが!(ありがとう!)中学3年の男の子は質問コーナーでも率先して手をあげていて、「ゴロとか、当たり前のことを丁寧にゆっくりと教えてくれたのが、やっぱりプロだなあと思いました。長くやってきたからこそわかることなんだろうなあと、勉強になりました」とのこと。中学2年の男の子は「めっちゃ楽しかったです。基礎的なところを重点的に教えてくれたことで、やっぱりそこが大事なんだなあと思いました」と話してくれました。

そしてこの日、終始小畑選手と本気で対戦していた若狭大志コーチにお話を伺いました!

――トップチーム小畑選手の来校はいかがでしたか。
一緒にサッカーするのも久しぶりだったので、楽しかったです。「小畑選手」と呼ぶのはすごく違和感ありましたけど(笑)

――半ば本気サッカーになってましたが?
僕がやるときは結構本気でばちばちでやることが多いです。テンションを高くしてやってると、子どもたちもそれに乗っかって来てくれるし、「元プロはこうなんだぞ」というのを見せなくてはならないので(笑)

――スクールコーチ就任一年近く経って、仕事観として何か出来上がってきたことはありますか?
そこまではまだ。明るさとノリでなんとか、やっている感じです。

泉PT校出身の小畑選手にも感想を伺いました!

――スクールに参加してどうでしたか。
僕自身が一番楽しみました(笑)。子どもは褒めて伸びると思っているので、できるだけよいプレーは褒めて、同じミスが重なったときにちょっとひと声かけてあげて。高学年になってくるとちょっと技術的なことで、細かく言ったりしました。

――子どもたちと一緒に練習して、ご自身が何か得られたことはありますか?
こういうときは僕らのひとことがスクール生たちの将来につながるし、プロサッカー選手というだけでインパクトが大きいことだと思うので、できるだけよい方向に伝えてます。僕自身このスクールに入ってトップチームに上がったので、そういう経験を経てここまで来たんだよというのを伝えながらやってました。得られたことといえば、子どもたちから僕がパワーをもらってるかなと思います。

――ベガルタ仙台のユニフォームに長く袖を通している選手になりました。自分の中での役割というのは感じることはありますか。
僕はプロ5年目ですが、このチームでは結構長い選手ということで、他から入ってきた選手に対して宮城県やベガルタ仙台を知ってもらって、歓迎したいなと思っています。今シーズンは監督が一番元気なので、それに乗っかりながら僕自身もベガルタ仙台を発信してるのかなと。僕自身がジュニアユース、ユースで育ってるので、だからこそ試合に出て結果を残して、この子どもたちに大きな背中を見せてあげられたらなと思うので、がんばらなきゃなと思います。

――最後にファン・サポーターへ伝えたいことはありますか?
僕が知っているベガルタ仙台はやっぱりJ1にいるチームだと思うので、まずは居るべき場所に戻るというのが僕らの課題だと思うし、それを成し遂げて、ベガルタ仙台はすばらしいチームなんだというのをJ1で知ってもらいたいです。ベガルタ仙台のサポーターは僕は日本一だと思いますし、そのサポートを得て僕らもプレーをがんばれるので、よろしくお願いします。

この日の小畑選手、本来は19時半ころまでの訪問のはずだったのですが、さすがワカコーチ、「20時までいいよな!?な?」と、現役時代の関係を発揮し(?)、スクール生が帰る最後まで残ってくれていました。 みなさん取材ご協力ありがとうございました!

いよいよけがから復帰の髙田椋汰選手が太白長町校に登場!!本気フェイントでスクール生に応戦したDAY!

続いて、翌日19日(火)は太白長町校へ髙田椋汰選手が訪問。今回はレギュラーコースのキッズ(園児年中・年長)と1・2・3年生との練習と、そしてレベルアップコースの4・5・6年生は髙田選手からのアドバイスと記念撮影です。前日に引き続き、コセコーチとキホコーチ、そしてコーキコーチこと佐藤コーチが指導します。

まずはキッズクラス。チームに分かれて色違いのビブスを着てミニゲームを始めようとしたところへ突然、背の高い髙田選手が登場!突然の出来事に子どもたちはややポカンとした様子でしたが、髙田選手だとわかるとキッズクラスらしく「好きな食べ物は?」の質問。髙田選手も「牛タンと海鮮です」と答える和やかムードでクラスはスタートしました。

ミニゲームではキッズクラスらしく、“団子になって”ボールを追いかけていましたが、髙田選手も極端な手加減することなく、それでも子どもたちにアシストしながら、ミニゲームを楽しんでいました。

最後は練習着のユニフォームにサインをしてもらったあと、記念撮影。さらに「どうしたらサッカー選手になれるんですか」の質問には、子どもの目を見て真剣な顔で「好きな選手を目標にして、その選手が何をしているかを見たり、真似をしたりしてがんばること!」とアドバイスしていたのがとても印象的で、質問をした6歳の男の子、将来はもちろんサッカー選手になりたいとのことでした!

続いてはレギュラーコースの1・2・3年生。レギュラーコースは県内13校で行っている初級者から学べる50〜60分のコースです。コーキコーチから「早く準備すれば、髙田選手と一緒に記念撮影できたり、サインをもらえたりするよ」との声で、スクール生たちは素早く行動!
このクラスではちょっとトリッキーな鬼ごっこからスタート。ビブスを持った人が鬼、ボールを持った人はボールを持っていない人と協力しながら鬼から逃れるゲームです。最初はボールを手に持って、次の段階ではボールを蹴って鬼から逃れます。

続いて、ミニゲーム。「まずはゴール目指してごらん!」「ナイスゴール!」とコーチからの言葉が飛び交い、待機するチームもフォーメーションの確認を行うなど、レギュラーコースとはいうものの白熱したゲームが展開。最後のコーチ陣対スクール生の対戦でも、スクール生たちの勢いに圧倒されながら激戦が繰り広げられました。

最後は記念撮影とサインをもらって終了。小学3年でFWという男の子は「パスがすごかったです」、2年生の男の子は「足が速かったです」と、さすが髙田選手の強さを目の当たりにして感激していました。レベルアップコースの4・5・6年生は髙田選手と記念撮影で終了となりましたが、髙田選手は「僕もみんなの年齢くらいのときはまずはサッカーを楽しんで、それが一番成長につながったと思います。これからもサッカーを楽しんで、コーチの言うことも聞きながらがんばってください!」とアドバイスをしていました。

終始、待ちに待ったという表情の髙田選手からもうれしいコメントが!

最後に、翌日の練習を控え時間のないなか、髙田選手が快くコメントに応じてくれました!ありがとうございました。足はすっかり万全だそうです!

――髙田選手自身もサッカーしたくてうずうずしている最近だったと思うのですが、ベガルタサッカースクールの子どもたちと一緒にサッカーをしていかがでしたか。
一番は、みんなが元気ですごい楽しくサッカーしてくれたことが本当にうれしかったですし、懐かしい気持ちじゃないですけど、僕も小さいころはああやってみんな団子になってひとつのボールを追いかけてサッカーするような感じだったので、すごい懐かしさを感じました。

――子どもたちから得られたことはありましたか?
もうパワーです!この小さい歳にしかない元気よさなので、元気のよさをもらってパワーに変えようかなと思っています。

――髙田選手も本気で走り回ってましたね?
なかなかボールが来なかったので、ちょっとだけ「やったろかな」と(笑)。

――では、待ちに待っているファン・サポーターに向けて伝えたいことはありますか。
僕がけがしたときに、ファン・サポーターがアウェー群馬戦ですかね、横断幕や2番の背番号を掲げてくれて、そのとき本当にうれしかったです。本当にファン・サポーターの熱量、熱さをすごく日々感じてますし、そのファン・サポーターの熱い気持ちを結果で、残りまずは長崎戦に結果で恩返しできるように、まずは試合に出られるように、そして結果で恩返しできるようにしたいと思います。
けがをしてユアスタで勝てなかった悔しさが自分自身あるんで、最後、アウェーでチャンスが残っているので、何がなんでも試合に出られるようにがんばりたいなと思います!

ベガルタ仙台公式、スクール公式Xに、各校を訪れた様子を続々とアップ!

ベガルタ仙台公式、スクール公式Xでは、ほかにも選手がスクール訪問した様子をアップしています!プレーオフ直前の選手たちの訪問の様子をぜひチェックして、プレーオフに向けて子どもたちとともにパワーを送りましょう!

11/14(木)

11/15(金)

11/18(月)

11/19(火)

11/20(水)

(by 内田明子)