【地域連携活動】生産することの大変さ、収穫の感動、自然のありがたみを痛感!富田晋伍C.Cも大奮闘の七ヶ宿町・ベガルタハウス2025年ダイジェスト
レポート
2025.10.14
ソシオマガジンでも四季を通してさまざまなイベントをお伝えしている、七ヶ宿町のベガルタハウス。2021年に七ヶ宿町の発展を目指して「ベガルタ仙台七ヶ宿空き家再生プロジェクト」として始まりました。プロジェクト開始以前からさまざまなイベントで七ヶ宿町を訪れていた、当時のクラブコーディネーターである平瀬智行さんや、当時の地域連携課スタッフ・菅井直樹さんが「ジャイキン工務店」として空き家改修のまとめ役となり、町内外から駆けつけてくれたみなさんと一緒になって改修工事に大奮闘!クラウドファンディングのご支援もあり、同年11月に「【七ヶ宿空き家再生プロジェクト】ベガルタハウス!ほぼ・完成式」として、ほぼ完成を迎えることができました。
その後、2023年2月にクラブコミュニケーターとして就任したばかりの富田晋伍C.Cが、今では七ヶ宿町恒例イベントとなった雪かき選手権に初登場!その後も春夏秋冬のイベントに参加し、富田C.Cは七ヶ宿町、ベガルタハウスには欠かせない顔となっています。
そんなベガルタハウスはこの11月で丸4年を迎えます。これまでもさまざまな作物を収穫してきた、ベガルタハウスの目の前にある畑「ベガルタファーム」は、今年の猛暑や天候不順で開催にいたらなかったイベントもありますが、今年もベガルタファームのイベントには多くの方々が参加してくださいました。そして、ベガルタファームを守るスタッフの方々の存在も目の当たりにした一年でした。今回は、2025年のベガルタハウス・ベガルタファームをダイジェスト版としてお送りします!(ダイジェストの割に若干長文ですので、ゆっくりお読みください)
4年目となるベガルタファーム。いつもベガルタファームを管理してくださっている、T.G.C.FC改めFC Ligaris(リガリス)の佐藤さんはじめスタッフの方々が、じゃがいもの植え付けを行ってくれました。今回は日程の都合上イベントは行わず、スタッフだけでの作業です。
この日の七ヶ宿町の気温表示計は朝9時の段階で19度。暑すぎず、寒すぎず、という畑作業にはちょうどいい気温。ベガルタハウス隣接の牛舎から必要な道具を取り出し、いよいよ作業開始です。
昨年のベガルタファーム始動時には富田C.Cが補修に奮闘したこの牛舎、今年は猛暑が長く続いたため、熱中症等のリスクを考慮して新たな補修にはいたりませんでした。今後の展開に期待したいところです。
さて、話を畑に戻します。まずは耕運機で畑を耕し、じゃがいもの植え付けができるように整地をします。今年植える品種は、男爵と似た特徴を持つ「キタアカリ」と、煮崩れしにくく、どんな料理にも万能な「十勝こがね」。
整地した畑に、種芋をひとつひとつ植えていたところへ、この日にちょうど七ヶ宿小学校を訪れていた富田C.Cがベガルタファームに応援に来てくれました!
昨年のじゃがいもの植え付けでは、片足スクワットのように膝を曲げ伸ばししながら、手で種いもをひとつひとつ植えていったため、富田C.Cも「腰いてー、膝いてー」とぼやいていました。しかし今回は、腰をかがめずにハンドルを操作するだけで植え付けをできるハンドプランター、その名も「大のなかよしくん」という秘密兵器が登場(テッテレーっ♪)!さすが健脚が自慢の富田C.C、機材の扱いになれるまでは若干よろめきながらも、コツを掴むとサクサクとじゃがいもの植え付けを進めていました!
植え付けの後は、ベガルタハウスで、今後のベガルタハウスの運営について、ベガルタハウスを管理している七ヶ宿まちづくり株式会社の渡部さんとベガルタ仙台スタッフ、富田C.Cとで話し合っていました。今年一年、そして今後のベガルタハウスについて、ざっくばらんな意見が飛び交い、富田C.Cもすっかり七ヶ宿町にはなくてはならない存在になっているようでした。
この日はベガルタハウス隣の畑にさつまいもの苗の植え付けです。昨年10月に実施したさつまいも掘りイベントが大成功だったので、今年も盛り上がってくれるようにと、七ヶ宿まちづくり株式会社とFC Ligarisのスタッフさんたちが集まって密かに植え付けを進めてくれていたんです!
雑草を取り終えて整地した畑に畝を作っていき、30cm間隔で100本のさつまいもの苗を植えていきます。
一方、5月に植えたじゃがいも畑を覗いてみると、一か月も経たないうちに、苗が成長して手のひらサイズの大きさになっていました。じゃがいもの収穫は8月、さつまいもの収穫は10月。いも好きとしては待ち遠しい!
さつまいもの植え付けから2か月あまりが過ぎた8月。この日は、七ヶ宿の水をテーマにした体験キャンプ「子どもだけのわんぱく夏休み」が開催され、富田C.Cが参加しました!
このイベントは、七ヶ宿の水がいかに貴重なのか、そしていかにキレイなのかを子どもたちに知ってもらうための企画。町内外から小学校高学年の5名の子どもたちが参加しました。
一日目は七ヶ宿ダムを見学した後、長老湖ではSUP体験、夕方には宿泊先である南蔵王やまびこの森キャンプ場にて火おこしをしたり、バーベキューをしたりして大自然でのキャンプを満喫。
二日目は白石川の水源として知られる鏡清水を見学した後、そば打ち体験をし、いよいよベガルタファームでじゃがいも掘りです。
晴れ渡る空、夏本番の暑さの中で熱中症に注意を払いつつ、まずは、FC Ligarisの佐藤さんによる、スコップや土起こしフォークの使い方、じゃがいも掘りの手順などのレクチャー。土起こしフォークの使い方に最初は不慣れだったものの、土壌環境を整えるために敷き詰めてあった敷き藁をよけながら、続いて手で土を掘り進めてみると、さまざまな大きさのじゃがいもがゴロゴロ!広々とした畑を手分けしてじゃがいもを掘り進め、コンテナ4箱分のじゃがいもを収穫しました!
じゃがいも掘りが終わった後、富田C.Cから「楽しかったね!お互い初めましての人同士なのに、みんなが仲よくなって楽しそうにしていたのが一番、この二日間の中でよかったなと思います。七ヶ宿の水のことを教わって、実際に飲んだり、水を使った調理をしたりして、いろいろなところに水が使われているというのを感じたと思うので、昨日と今日でわかったことを友達やお父さん、お母さんにお話ししてください。こうして参加できるのはお父さん、お母さんの協力があってのことだというのも忘れないで、これからも勉強やスポーツにがんばってください」と子どもたちへ向けてメッセージを送り、二日間の夏休みイベントは終了しました。
富田C.Cは、キャンプの時にやや風が強くてテントが飛んでいかないかなと若干ヒヤヒヤしましたと笑いつつも、「二日間ほぼ、引率の先生みたいだった」というくらい、子どもたちと楽しく過ごせたようです。少人数だったからこそ、みんなで仲よく有意義な体験ができたのかもしれませんね。
そしていよいよ10月5日(日)、七ヶ宿町ベガルタハウスでの今年最後のイベント、「さつまいも掘り&稲刈り体験」が行われました。
暦の上では晩秋にあたる“寒露”を間近にしたこの日の七ヶ宿町は、受付開始前9時ごろの路上の気温表示計は20度を示し、筆者は半袖インナー、長袖Tシャツ、半袖Tシャツの重ね着でちょうどいい気候。さらにベガルタハウスに到着したタイミングで薄日が差してきて、なんだかいい日になりそうな予感です。
ところが…。6月に100本の苗を植えたさつまいも、畑を見てみると、さつまいものつるも葉も少なく…。スタッフの間では「まだ収穫には早いかなあ」と心配して、今日は、後半の稲刈りで盛り上げて、ここでは子どもたちに土と戯れる経験をしてもらえたらいいか、と90%くらいはあきらめざるを得ませんでした。
その後、参加者が続々と到着し、大人と子ども合わせて総勢10組26名の参加となりました。半数は春に実施された田植え体験にも参加されていて、この日の収穫を楽しみにしているようです!
早速、この日のイベントを進行する七ヶ宿まちづくり株式会社の斉藤さんから、「さつまいも掘りはお子さんに楽しんでいただいて、保護者の方はお子さんがけがのないように見守ってあげるようにやってもらえると楽しくできると思います」と、さつまいも収穫の心配が見え隠れするコメント。FC Ligarisの佐藤さんからも、「今年は天候が不安定で、植えた苗がだめになったのもあって、かなり数が減っているのであまり採れないかと思うのですが、楽しんでもらえたらと思います」と、こちらもかなり消極的なコメントです。
富田C.Cから「子どもたちにとってはすごいいい経験だと思うので、楽しい時間にしましょう!」と元気づけるあいさつがあった後、第一投ということで富田C.Cが掘ってみたところ、やはり、10cmくらいの小さなさつまいもが顔を出し…、「ちょっとちっちゃいけど、この中においしさがね、ぎゅっと閉じ込められてるんで」とフォロー。
やはり、収穫時期が早かったのか…。「まあ、土いじり感覚で楽しもう」と、早速参加者みんなでさつまいも掘りスタートです。
ややしんみりした中で、子どもたちが掘り進めた直後でした。あちこちから、「でっかい!」「採れた!」と大歓声!富田C.Cのところだけ小さいさつまいもを仕込んでいたかのように、掘れば掘るほど、巨大なさつまいもが顔を出し、釣りでいうなら入れ食い状態!筆者も、一か所を撮影しているとあちらからも「すごーい!」との歓声が聞こえ、撮影が間に合いません。
今回参加したお子さんは、幼稚園児や小学生など学齢はさまざまですが、幼稚園や保育園などで家庭菜園の経験をしていて、土と触れ合うことにはまったく臆することなく、むしろ楽しんでいる様子。さつまいも掘りが初めてという3歳のお子さんも、ご家族と一緒に夢中になっていました。
すべてのさつまいもを掘り終え、用意したビニール袋がパンパンになるほど、参加者みなさんたっぷりのさつまいもを手にして、まずはさつまいも掘りは終了。佐藤さんから保存方法についてレクチャーです。
「今採ったさつまいもは昨日の雨で土が濡れたところから採って湿っているので、まず日陰で乾かしてください。さつまいもは、掘ったばかりよりも置いたほうが、でんぷんが糖に変わり、おいしく食べられるので、乾いたら土を落とさずに新聞紙でくるんで、寒くないところ、家の玄関などで保管してください」
1か月以上は保管する必要があると知り、参加者のみなさんは待ちきれない様子でしたが、今回のさつまいも掘りは、本当に誰もが予想していなかった展開でした。この勢いのまま、次の稲刈り体験のため、ベガルタハウスから車で3分ほどの、七ヶ宿くらし研究所に移動です。
七ヶ宿くらし研究所に移動した後、各参加者の自己紹介が行われました。田植えにも参加された方は稲の成長を楽しみに、今回初参加の方は家族みんなで初めての稲刈りを楽しみに、さらに、自然が好きな子どもに経験させてみたいと楽しみにして参加され、七ヶ宿町の中での大自然アクティビティを満喫しようという思いが伝わってきます。
早速稲刈り会場へ移動すると、頭を垂れて刈られるのを待っている稲穂がびっしり!
まずは稲刈りを進行してくださるライスファーム七ヶ宿の八島さんから、今回収穫する七ヶ宿源流米「やまのしずく」の特徴についての紹介。やまのしずくは七ヶ宿町のような山間高冷地に合う早稲品種として開発されたもので、さっぱりしていながらもちもちとして弾力のある食感が特徴とのこと。その話を聞くだけでも、炊き立てを食べてみたいと食指が動きます。
さらに、参加者から七ヶ宿町の農家さんの担い手についての質問があると、昨年の稲刈り体験でもご指導いただいたライスファーム七ヶ宿代表の梅津さんが67歳、八島さんが40歳。七ヶ宿町ではその中間層がいない状況で、地元に残って農業をやっているという人は少なく、40代以下の担い手は5名くらいしかいない、とのこと。「今日楽しんでもらえたら、そのまま七ヶ宿に移住して田んぼを作ってもらって構いませんので、楽しんでください」と冗談を交えつつも、現実的な担い手問題なのだろうなと思えるお話でした。
いよいよ稲刈りのレクチャーに入ります。今回の稲刈りでは、刈り取って束を作った後、「棒がけ」という乾燥方法で積み上げます。田舎のほうに行くと、モンスターみたいな姿で稲が積み上げられているのを見たことがありますか?それです!
八島さんの説明によると、今日刈り取る時点でのお米の水分は20%前後あり、普段わたしたちが食べているお米はだいたい15%前後くらいまで乾燥させないと食べられない状態とのこと。そのため、棒がけによる天日干しで15%くらいまで乾燥させてから脱穀をして、籾すり(籾から籾殻を取り除いて玄米にする)をするというのが昔のやり方なのだそうです。ただし、七ヶ宿では日照不足もあり、洗濯竿に干すかのように横に並べていく「はさ掛け」が主流だそう。さらに現代では天日干しで待っている余裕がないため、コンバインですぐに脱穀していくというのが流れとのこと。お米にいたってもタイパ、時短は重要なようです。
さあ、まずは刈り取って、束にするまでのスタート。切れ味鋭い鎌を手に、稲を刈っていくのですが、レクチャーのようにシュッシュッとはうまく切れず、何度かギーコギーコとノコギリのようにしながら刈れた稲束を土手に置いて、また稲を刈って…を繰り返すという、大人でも下半身の筋肉が強化されそうな動き。お子さんが保護者の方と一緒に挑戦するも、やはり、大人の手がないとなかなかお子さんひとりで刈るのは至難の技のようです。
富田C.Cも、昨年も経験済みとはいえ、前日のサッカー教室とスタジアムでの仕事というC.Cの役割をこなしたこともあって、身体が休まっていない様子で、かなり腰が参っているもよう。それでも、毎回一生懸命なC.C、険しい表情ながらもひたすら懸命に稲刈りの動作を繰り返します。
そして昨年も参加された、白石市の稲刈りマスターご夫婦。「稲を刈る→いくつかの束をまとめる→束ねた稲を藁でくるくると巻く→土手に置く」という動きをサクサクと進めていきます。特に奥さまは自身が子どものころから農作業を手伝っていたとのことですので、プロです。参加者みなさんがその手さばきに目を見張っていました。
一方で子どもたちはというと、前日の雨でぬかるんだ田んぼの中を、縦横無尽に歩き回り、イナゴなどの虫取りに夢中。当然衣服も長靴の中もすっかり泥だらけ。それでもお父さんお母さん方は、「着替え持ってきているからいいんです」と、いつものこと、というような見守り方。大自然というアクティビティを前に、親御さんもお子さんもみんなで楽しんでいる様子がうかがえました。
参加者総出で稲を刈って束ねた後は、稲束を交互に重ねる棒がけの作業をして、稲刈り体験は終了!
八島さんからは、「これで完成ではなく、この後にまた違う棒を刺して何度か入れ替えて乾かして、あとは脱穀して籾すりをして、精米をして、やっとご飯を炊けます。お米という字をばらすと『八十八』、88の行程がかかって、やっと食べるご飯になります。世の中お米が高くなったとニュースでやってますが、そのくらいかかって、いろいろな苦労があって供給しています。今では1500万円のコンバインさえあれば楽にもできますが、先人がここまでやってくれたから今につながっているので、お茶碗についたご飯も残さないように食べてもらえればと思います」と、とても教訓になるお話がありました。(コンバイン、1500万円…超高級車です)
さらに、昨年から特に気になるカメムシや虫についても「みなさんがビクビクしているカメムシは、もともとは田んぼにつくもので、田んぼの中にはもっと小さなものなど、いろんなカメムシがいます。イナゴやミミズなどの虫も、土の中を掘り返してくれて、作物が育つにはいいものなんです。昔はヘリコプターで害虫駆除の散布をしましたが、今ではできるだけ減農薬、消毒を使わずに安心安全なものを届けようとしていて、環境を考えながら続けていますので、ぜひ七ヶ宿のお米を食べてください」とのこと。
ここまで考えられながらできあがったお米、安価のもの、高価なもの、さまざま売られていますが、共通しているのはさまざまな工程がかかって、わたしたちの元に届いているということ。お茶碗の一粒も残さないで、という思いがわかりました。
富田C.Cも「自分ではがんばっていたつもりでも、思っている以上に稲刈りが進まないし、束ねるのを一つやるのにかなり大変で、普段こういうお米を作っている方がすごいなと改めて思いました」と疲労困憊の様子。
稲刈りの後は疲れた身体を癒すため、七ヶ宿源流米の炊き立てご飯と芋煮でお昼ご飯。甘みたっぷりのもちもちご飯を子どもたちは何杯もおかわりしながら、今日の成果を話し合っていました。
子どもたちに今日の感想を聞くと、「背中がピンクのバッタがいた!」「黄色いカマキリがいた!」と、やはり虫に夢中になりつつも、「稲を切るのが楽しかった!」「でっかいお芋が採れた!」と、今日の収穫には大満足!和やかな雰囲気の中、この日のイベントは終了しました!
まずは、この日のイベントを進行してくださった七ヶ宿まちづくり株式会社、七ヶ宿くらし研究所所長の斉藤さんのコメント
——さつまいも掘りと稲刈り、みなさん楽しんでいましたが感想は?
100点ですね!楽しんでもらったと思います。
前日までの雨や生育状況が懸念ではありましたが、掘ってみたら、土も乾いていて、さつまいもも「あるじゃん!」と。参加者の方にはたくさんのおみやげにもなったし、よろこんでもらえたなと思っています。
—— ベガルタハウスはこの11月で丸4年迎えるのですが、七ヶ宿町でベガルタハウスはどのような存在になっていますか?
くらし研究所では3年前くらいから民泊施設としての利用をスタートしまして、その利用が非常に増えてきたなというのが実感です。中にはベガルタを応援しているサポーター・ファンの方もいらっしゃいますし、一般の方も利用してもらえる形で最近は認知度が上がってきています。ベガルタ仙台さんとの協働で行っている拠点として、今後も継続してやっていきたいなと思っていますし、ベガルタ仙台を盛り上げていきたいなと思っています。
(撮影中、カメムシが飛来して…)
町内全域でカメムシが大量発生して、近年特にひどいみたいです。みなさん来る時には、ちょっと心構えを持ってもらうといいのかなと思います。
でも、今も来るにはおすすめの時期なんですよ。これから町内の紅葉が進んでくるのが11月の上旬にかけて紅葉のピークが極まると思いますから、そのあたりをめがけてもらうととてもいい景色を堪能しながら楽しめるんじゃないかなと思います。
続いて、お疲れの中で大奮闘の富田C.C!
——今日の感想を教えてください
まずはさつまいも掘り。始まる前は、そんなに量も採れず、ちょっと大きさも小ぶりかもしれないっていう事前の話で、僕が最初に掘ったやつはほんとに小ぶりなさつまいもで、「あ、全部こんな感じかな」と思ったんですけど、子どもたち中心に掘り始めたら、はるかにデカいさつまいもが採れたので、僕の前振りとしてはすごくいい画が撮れたんじゃないかなと思います。
子どもたちもさつまいもが大きければ大きいほどテンションも上がって、ほんとにたくさん掘ってくれましたし、子どもたちにとってもいい経験になったのかなと思います。
そして昨年に引き続き、稲刈りに参加させていただいて、やっぱり重労働だな、と思いました。元々腰がちょっと痛くて、それに加えて鎌で刈ったり、束ねたりという作業が、僕的にはちょっとしんどかったんですけど、その分、子どもたちに託したので貴重な戦力が動いてくれたと思います。
ほんとにこうやってお米っていろんな行程があって、自分たちの口に届くんだなって改めて思いましたし、やっぱりこういう風にお米を作ってくれている人がいるから、僕たちも生活できているのかなと改めて思いました。
七ヶ宿の源流米と芋煮をみんなで、疲れた体に栄養がある源流米で栄養をとって、今ではもう、すっかり眠いです!
——C.Cは23年2月の雪かき選手権、クラブコミュニケーター就任から2年8か月ずっと七ヶ宿に関わってきて、改めて、七ヶ宿こういうところがいいなと思うところはありますか?
やっぱりまずは、今まで平瀬さんや菅井さんが、この七ヶ宿の人たちとの関係を築いてくれてきた中で、自分が初めてのイベントで七ヶ宿に来て、すごいやりやすいというか、そういう空気を作ってくれたのはあの二人のおかげだと思います。今ではもう会社の人が来なくても一人でも全然来れるような関係性も自分では築けていると思うので、すごいいい意味でリラックスしながらやらせてもらってます。七ヶ宿といったら、この自然を満喫するというのが一番だと思いますし、僕自身も経験させてもらったいろいろなアクティビティ、あとはやっぱり今日もいただきましたけど、おいしい食べ物もたくさんありますし、特に子どもたちにとっては貴重な自然に触れるいい場所なのかなって思います。
長文になりましたが、2025年の四季を通じたベガルタハウスとベガルタファームの様子をお届けしました!これから七ヶ宿町は紅葉を迎え、冬へと向かっていきます。年々の温暖化で、積雪量も減っているということですが、富田C.Cも言うように、とてもリラックスできる環境がある七ヶ宿町。まんまるとした山々が色づく紅葉も本当に見応えがあります。ぜひみなさんも七ヶ宿町へ訪れてみてください。
2025年のベガルタハウス・ベガルタファームの様子は、SOCIO MAGAZINE YouTubeでも配信しています。
また、ベガルタハウスでのイベントの募集要項は、七ヶ宿まちづくり株式会社さんのウェブサイトに随時掲載されますので、チェックしてみてください!
(by 内田明子)