【地域連携活動】【シャレン!】Road to ベガルタハウス | ジャイキン工務店作業レポート2

 自然豊かな七ヶ宿町でベガルタ仙台が進めている地域連携活動「七ヶ宿空き家再生プロジェクト ベガルタハウスをつくろう!」。7月から始まった作業もどんどん進み、ベガルタハウスの外観も見違えるように変わってきました。毎月現地を訪れ、作業を行ってきた地域連携課スタッフ・菅井直樹さんの工具を扱う手も、かなり慣れてきた模様です。

 

このプロジェクトは、同町が抱える社会課題「空き家」対策に取り組む同町とまちづくり会社にベガルタ仙台が協力し進めている企画。「七ヶ宿まちづくり株式会社」の方々と共に、空き家を再生・改築し「ベガルタハウス」に生まれ変わらせるという取り組みです。

 9月19日、21日の作業には頼もしい「援軍」の姿がありました。クラウドファンディングで「菅井直樹さんと一緒に作業体験」へ申し込んで下さった方々が駆け付け、一緒に外壁の塗装や床材へのニス塗りを進めてくれたのです。お揃いの「ジャイキン工務店」のTシャツを着た心強い味方の応援に、菅井さんの金槌にも気合が入ります。こうして一気に作業のテンポが上がってきたところで、菅井さんは木材を切断し、階段踊り場の床板に取り掛かります。「あと2ミリ!」妥協を許さない厳しいまなざしは、もはや「大工見習い」ではなく、プロの大工さんそのもの。断面を研磨、微調整してサイズぴったりの床板をはめることができました。

 21日は菅井さんの37歳のお誕生日。ランチタイムには、スタッフやクラウドファンディング参加者のみなさんが素敵な「バースデーサプライズ」を準備していました。ケーキには現役時代の背番号「25」のキャンドルや、釘を使った「KIN」のデコレーション。プレゼントとしてキン色のスコップやキン色の大鍋も贈られました。これで作業も一層はかどり、来月には芋煮会もできるかもしれませんね。大勢の方の菅井さんへの愛情を感じた時間でした。

 さまざまな方の想いがどんどん形になっていく「ベガルタハウス」。完成予定は11月3日です。ここにどんな人たちを迎え、どんなことをしようか…。夢は広がります。豊かな自然を生かしたまちづくりで、人の温かさを感じられる七ヶ宿。その魅力を様々な角度から伝えていきたいですね。

(by村林いづみ)

※Jリーグ地域連携活動「シャレン!」とは?
「社会課題や共通のテーマ(教育、ダイバーシティ、まちづくり、健康、世代間交流など)に、地域の人・企業や団体(営利・非営利問わず)・自治体・学校などとJリーグ・Jクラブが連携して、取り組む活動。3者以上の協働者と、共通価値を創る活動を想定しており、これらの社会貢献活動等を通じて、地域社会の持続可能性の確保、関係性の構築と学びの獲得、それぞれのステークホルダーの価値の再発見に繫がるものと考えている。また、Jリーグはシャレン!を通じて、SDGsにも貢献している」